Culture
“イスラエルとの関係”に抗議、アーティスト大量ボイコットで揺らぐ有名音楽フェス
欧州の有名音楽フェスでアーティストによる大規模なボイコットが相次いでいる。発端となったのは、イスラエル・パレスチナ問題への関与が指摘されている米国の投資会社KKRの存在だ。
By Toshinao Ruike
SZ MEMBERSHIP
“普通”の世界をエイリアンの目で見る:小説家・村田沙耶香の実験室
最新作『世界99』が話題で、『消滅世界』の映画化も今秋公開となる作家・村田沙耶香。『コンビニ人間』がいまや世界的ベストセラーとなった彼女へのインタビュー。
By Elif Batuman
テックブロ・カルテットがやらかす雪山山荘のミステリー?:U-NEXT独占配信『マウンテンヘッド』レビュー
ディープフェイクで世界を混沌へ叩き込みながら、雪山の山荘で週末ポーカーに興じるテックブロ4人組──効果的〈利己〉主義にまみれた彼らの幼稚な妄想と権力ゲームが、地球の運命と彼ら自身を滑稽に暴き出す密室ブラックコメディ、その顛末の背景を池田純一が考察する。
By Junichi Ikeda @ Fermat
AIスロップ音楽の沼へようこそ──“お尻ソング”からSpotifyの人気ロックバンドまで
AIによって音楽が大量に生成され、知らぬ間にプレイリストへと忍び込んでいる。ストリーミングサービスはどう対応していくのだろうか。
By Kate Knibbs
MOVIE
映画『Eno』はいかに“生成”されるのか。監督ギャリー・ハストウィットとの対話
生成ドキュメンタリー映画『Eno』がいよいよ日本公開。アルゴリズムによってブライアン・イーノという偉大な多面体を描き出した本作は、映画そのものへの問いでもあった━━監督ギャリー・ハストウィットへのインタビュー。
By Chikei Hara
SZ MEMBERSHIP
Z世代がマッチングアプリで最も恐れる「イタいやつ」認定
インターネットで出会いを求める多くの若者にとって、ありのままの自分を見せることは厳禁だ。だが、傷つくのを恐れていたら、本当の愛を逃してしまうかもしれない。
By Elana Klein
SZ MEMBERSHIP
次の偉大なる文学はニュースレターから生まれる?
プロの作家から熱心なアマチュアたちまでが、ニュースレターサービスの人気プラットフォームであるSubstackで、新しい文学のかたちを試みている。
By Peter C. Baker
exhibition
21_21 DESIGN SIGHT「そのとき、どうする?展」──企画展ディレクターWOWインタビュー
21_21 DESIGN SIGHTで始まった防災のこれからを見渡す企画展「そのとき、どうする?展」。企画展ディレクターWOWの面々に話を訊いた。
By Kenji Takeda
Speculative Zone
最も読まれたメンバーシップ限定記事ベスト5(June/2025)
「WIRED SZ MEMBERSHIP」で毎月編集部がキュレーションする会員限定記事のなかから、先月最もメンバーたちに読まれた5本を紹介。
By WIRED STAFF
「リジェネラティブ特区」が東京に出現?──漫画家・佐々木充彦が描く、未来の都市生活
東京都の大規模な都市開発が2040年にいち段落した。そこからさらに20年。生物多様性を回復する「ネイチャーポジティブ」達成がいまや世界で義務化され、東京は再自然化した湾岸部と都内に点在する緑地をネットワークでつないだ「リジェネラティブ特区」がつくられた──。
By Mitsuhiko Sasaki
SZ MEMBERSHIP
なぜいま、シリコンバレーの起業家たちはキリスト教への信仰を語るのか
ピーター・ティールをはじめキリスト教徒の影響によってベンチャーキャピタル業界の潮流が逆転し、いまや信仰心は金を稼ぐ能力と同じくらい重視されつつある。
By Zoë Bernard
AIへの反発はどこまで進むのか
生成AIツールの急速な普及は、効率化や創造性の拡張といった期待とともに歓迎されてきた。一方で、雇用の喪失、著作権の侵害、環境への負荷といった深刻な懸念も浮上しており、それに対する人々の反発はかつてないほど高まっている。
By Reece Rogers
Regenerative 101
「リジェネラティブ」とは何か? その世界的ムーブメントと現在地
「サステナブル」を超え、自然環境が本来もっている生成力を活かしながら、社会や生態系、経済システムを積極的に再生する「リジェネラティブ」の考え方が注目を集めている。「再生/再生成」とも訳されるそのムーブメントの現在地について解説する。
By WIRED STAFF
次なるアップル体験と話題のゲーム:2025年6月に最も読まれた10本のストーリー
この6月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、最も読まれた10本のストーリーを紹介する。
By Ritsuko Kawai
音楽家・渋谷慶一郎が「アンドロイド・マリア」と挑む新たな舞台芸術
「PRADA MODE OSAKA」で初披露された人型ロボット「アンドロイド・マリア」。2025年11月5日(火)には、都内でデビュー公演が予定されている。同時期に発表された振付家サー・ウェイン・マクレガーや建築家・妹島和世との連携も、新次元の化学反応を生み出すだろう。
By Kenji Takeda
AIは使用していない──作家たちが“潔白証明”のためTikTokで執筆風景公開
インディーズ作家から有名作家まで、原稿の執筆や編集の様子を映した動画を次々とTikTokに投稿している。創作に生成AIを利用することへの批判と、著作が自らが手で書いた作品であることを証明することが目的だ。
By Alana Yzola
映画『F1®/エフワン』試写レビュー:「奇跡を起こすメカニズム」を体得した監督ジョセフ・コシンスキーの手腕
6月27日から公開が始まった映画『F1®/エフワン』。その試写会でSF作家・吉上亮が目にしたのは、競争(race)、勝負(deal)、戦闘(combat)を巧みに操るプロフェッショナルたちのメカニズム(=傑作を生み出すフォーミュラ)だった。
By Ryo Yoshigami
SZ MEMBERSHIP
トランプ2.0時代のリベラルは「最後のアメリカ世代」なのか?
名実ともに自由主義陣営の盟主であったアメリカはいま、「最後の時期」を迎えているのかもしれない──。池田純一のシリーズ「アメリカン・ドッペルゲンガー」第2回。
By Junichi Ikeda @ Fermat
『28年後…』のダニー・ボイルが、20年超ぶりのシリーズ復帰を決めた背景
ゾンビ映画に大きな影響を与えながら、このジャンルから意識的に距離をとってきたと話すダニー・ボイル。『28日後…』から20年超を経て、再び軽量カメラ──今度はiPhone──で撮影した『28年後…』について語った。
By Jake Kleinman
HACKATHON
「都市体験」をXRとAIで拡張するハッカソンが今年も開催!
街そのものをハッカソンの舞台にして「都市体験の拡張」を競うTOKYO NODE “XR HACKATHON”が今年も開催される。虎ノ門ヒルズに集う“実験者”たちをただいま募集中だ。
By WIRED STAFF
SZ MEMBERSHIP
人気ネタ系ユーチューバーから学ぶ、クリエイターエコノミーの生存戦略
インターネット初期の特徴だった楽観主義をいまも体現するふたりの破天荒なユーチューバーからは、クリエイターエコノミーの本質的なレッスンを学ぶことができる。
By Cal Newport
EXPO 2025
〈静けさの森〉編:大阪・関西万博と“共鳴”する究極のコース
大阪・関西万博の理念を体現するコースを、テーマ事業プロデューサー宮田裕章と歩くシリーズの2回目は、「大屋根リング」から「静けさの森」へ。
By Michiaki Matsushima、Erina Anscomb
EXPO 2025
大阪・関西万博と“共鳴”する究極のコース:〈大屋根リング〉編
円環とその中心──大阪・関西万博の理念を体現する「大屋根リング」「静けさの森」「Better Co-Being」の三位一体コースを宮田裕章がナビゲート。
By Michiaki Matsushima、Erina Anscomb
EXPO 2025
〈パビリオン〉編:大阪・関西万博と“共鳴”する究極のコース
「大屋根リング」「静けさの森」と歩いてきた大阪・関西万博の究極コースは、いよいよ宮田裕章のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」へ。
By Michiaki Matsushima、Erina Anscomb
Disney+のおすすめ番組48選【2025年最新】──『マンダロリアン』や『ロキ』、『ザ・ビートルズ:Get Back』まで
『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』や『ドクター・フー』も。大人も夢中にさせる作品をここにピックアップした。
By Jennifer M. Wood、WIRED STAFF
SZ MEMBERSHIP
Z世代ユーザーのコミュ力をAIで高める──マッチングアプリの新戦略
大手マッチングアプリ各社は、コミュニケーションに不安を抱えるZ世代ユーザーの恋愛経験不足に対処するためのAIツール開発に乗り出している。
By Elana Klein
「読む」ことは「生きる」こと──小説『YABUNONAKAーヤブノナカー』をめぐる【金原ひとみ×川田十夢】対談
金原ひとみの小説『YABUNONAKAーヤブノナカー』は、時間を預けられる楽しい小説でありながら、“変わりゆく世界”に対する脳内での想像、思考、問題提起を誘う作品だ。本作を(われらが)川田十夢はどう読んだのか。小説家とプログラマーによる、異色の対談!
By Yusuke Osumi
誰にも見せたくない「検索履歴」で相性チェック。実験的マッチングアプリが提案する出会い
「Browser Dating」はブラウザの検索履歴をもとに相手を提案するマッチングサービスだ。その人の好奇心こそ、その人の人となりを映し出すという発想に基づき、ベルギーのアーティストがスタートさせた。
By Jason Parham
リジェネラティブな未来の“フルコースメニュー” 全15皿
食の未来をめぐって国内外のフードテック・スタートアップが集結。まだ誰も味わったことのなかった食材をプロのシェフが調理した究極のメニューとは。
By WIRED STAFF
SZ MEMBERSHIP
60時間のダンス、模擬セックス、そしてケタミン──ハードコアなVRレイヴァーたちの肖像
この数年でVRクラブイベントが急増した。包摂的な環境でドラッグに耽け、友達や恋人を見つける熱狂的な人々は、自分の欲望を抑えるのがますます難しくなっている。
By Mattha Busby
WWL
ブライアン・イーノの新作アルバムに世界の感情は溶け合った:WWL #021
アンビエントの創始者、ブライアン・イーノがビーティー・ウルフとのコラボレーションで生み出したのは、感情を追体験する旅のような音楽だった。
By Satoshi Taguchi
映画『サブスタンス』レビュー:クローネンバーグで始まりタランティーノで終わるエスプリの効いたボディ・ホラー
映画『サブスタンス』は、ハリウッド批判、男性批判、ルッキズム批判を幹にしたMeToo映画を装いつつ、本当の病巣は「女性自身の意識」にあることを浮かび上がらせていると、池田純一は分析する。B級ホラーの体をした本作の真の見どころとは?
By Junichi Ikeda @ Fermat
恋愛の“当たり前”に一石を投じる、「リレーションシップ・アナーキスト」たち
ミレニアル世代やZ世代の間で、恋愛や友情などあらゆる関係に序列を設けずに関係を築こうとする「リレーションシップ・アナーキー」という価値観が広がっていることが、マッチングアプリFeeldの調査で明らかになった。
By Jason Parham
都築響一が英語版刊行の『TOKYO STYLE』で伝える「おしゃれな虚像」へのアンチテーゼ
個性豊かな部屋を通じて当時の社会を映し出した写真集『TOKYO STYLE』。30年以上の時を経て英語版として再版されたいま、読者に何を訴えるのか。著者である編集者の都築響一に訊いた。
By Akio Kunisawa、Nami Kunisawa
野球というスポーツの限界点に達したMLB
投手の肘の故障が蔓延し、野球というスポーツそのものの存続を脅かしている。ボールを重く、大きくするなどの新たな施策は抜本的な解決になるのか?
By Lindsey Adler
建築家・藤本壮介が語る万博「大屋根リング」に込めた思いと、未来へのレガシーとしての価値
世界最大級の木造建築である大阪・関西万博の「大屋根リング」。設計・監修した建築家・藤本壮介は、いかなる思いをこの“円環”に込めたのか。
By Takuya Wada、Daisuke Takimoto
「マリオカート ワールド」の開発者たち、“誰が運転するのか”のルールをくつがえす
「Nintendo Switch 2」の目玉タイトルとなる「マリオカート ワールド」では、プレイ可能なキャラクターが50体以上に拡大されている。その中には、鳥や植物までもが含まれている。
By Megan Farokhmanesh
「Bluetooth接続」の声はわたしです──声優はAI時代をどう生き抜くか
「Bluetooth connected」。クリステン・ディメルキュリオの声を、あなたは一度は聞いたことがあるかもしれない。彼女の声はBluetoothスピーカーやヘッドフォン、ガジェットの使い方動画にも採用されている。
By Sophie Charara
自動車メーカーが“物理ボタン”を再評価する理由:2025年5月に最も読まれた10本のストーリー
この5月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、最も読まれた10本のストーリーを紹介する。
By Ritsuko Kawai
SZ MEMBERSHIP
ロエベからディオールへ──ジョナサン・アンダーソンが次に変革するもの
クラシックな衣服を大胆に再解釈することでロエベを大人気ファッションブランドへと変貌させたアンダーソン。彼はいま、ディオールをも一新しようとしている。
By Rebecca Mead
SAY HELLO
建築家リナ・ゴットメが森の中の展望台で実践した「未来の考古学」:SAY HELLO! #003
『WIRED』がいま会いたい人にsay hello! 連載第3弾はリナ・ゴットメ。ゴールドウインが2027年に開業するネイチャーパークで展望台とコテージの設計を担う。
By Asuka Kawanabe
ケシャ、新プラットフォーム「Smash」で音楽業界の変革に挑む
新作アルバムとツアーを控えたポップアイコン、ケシャが構想するのは、音楽クリエイター同士が自由につながり、協力し合える新たなプラットフォーム「Smash」。その構想について、本人に話を訊いた。
By Boone Ashworth